Alumni Talk “フィンテック・アップデート&欧州情勢”
10月17日に早稲田NEOにて、河合 祐子さん (WG’93、日本銀行 欧州統括役 ロンドン事務所長)より “フィンテック・アップデート&欧州情勢”というテーマで75分お話いただきました。
開始10分前に入ってきたBreaking news「EU・英、離脱交渉で合意」について、冒頭BREXITの内容を大変わかりやすく解説していただきました。
その後、Fintechのアップデートをしていただきました。フィンテックについての深い洞察と分析力に加え、中国、欧州を始め世界中実際に訪問された、豊富な一次情報を元に、わかりやすく解説していただきました。Fintechの発展の仕方もDisruptionだけではなく、国によって様々であるということ。米国、中国、ケニヤ、北欧、エストニア、リトアニア、イスラエル、ルクセンブルク、の具体的な事例をご紹介いただき、専門家でも専門家でなくても、大変理解しやすかったという声を多くいただきました。
Fintechの本質は、顧客視点いうと、プライバシーと利便性のバランスをどう考えるか、また誰とであれば喜んで自分のデータを提供、保管をお願いできるのか、ということ。国全体で見れば、中国のように一つのプラットフォームの上に全てのデータ(含むファイナンス以外)を集めて、利便性を徹底的に追求するモデルに行くのか、そうでなければではどうやって効率を上げていくのか、また、国民のTechリテラシーをどう改善していくのか、など大変深い、本質的な問いでセッションを締めくくっていただきました。
その後、4Fの盤古殿で河合さんを囲んで懇親会を持ちました。最年長はWG70、最年少は卒業したばかりのWG19と、また今回初めて参加する方も多く、大変バラエティに富んだ、楽しい会となりました。大先輩の卒業生からは「とても楽しかった。こんなに楽しいならもっと来れば良かった。これからも是非参加したい」というありがたいフィードバックをいただきました。