Boardroom #8 糸井重里氏

3月17日にジャスダック上場し、公開価格の2倍以上の初値を付けた株式会社ほぼ日の糸井重里社長を迎え、ほぼ日CFO・篠田真貴子さん WG99 がナビゲートする形で、学生時代からの自身の振り返りとともに、ほぼ日について語っていただき、そしてWCJメンバーからの質問に本質的な切り返しでお応えいただいた。

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自分がどう感じるかを大切にしてこられた糸井さん。若いころ自分はお金持ちと思っていたそうだ。享受したい、金がかかることは山ほどあるが、レコード、喫茶店、映画、コンサートなど、自分の自由になるお金で自分が満足できるから十分だと。

いいものを大事に作ってきた宮大工を例に、モノを作る本質的な文化の大切さを指摘。いいと思うものが、室町時代の人もイイと思うのか、など突き詰めて考えること。テクニックよりも、本当に伝えたい、思うことは伝わる。など、本質で考えることを糸井氏は繰り返し語った。


また、頭がいい人が集まってミーティングすると、いい音(これはいいと感じること)がしなくても、案を通してしまう、といった耳の痛い指摘もあり、謙虚な語り口の中にも、哲学と人間力を感じた、糸井氏との1時間半だった。