Global Modular Course Japan 2019

去る3月4〜7日、Global Modular Course でMBA、WEMBA合わせて33名が日本を訪れました。

Professor MacDuffie & Professor Endoのご指導のもと、訪問したりお話を伺ったのはMETI+6社。パナソニック社を訪問するため大阪/京都にも足を伸ばしました。学生たちは企業訪問の合間に街を歩き、地下鉄に乗り、レストランに行き、買い物をし、前乗りや延泊してさらに全国をあちこち巡った人も何人かいました。

日本訪問前に学生たちが書いたレポートは、どうしても表面的な印象に偏りがちでした。それが、帰国後のふり返りレポートでは日本の歴史や日本社会のありようが日本企業の行動に影響を与えている、といった洞察を伴うものがいくつもあり、短い期間でよく吸収したなあ、とびっくりしました。

中でも「訪問したどの企業でも、事業が社会を良くする、世の中のお役に立つ事業を営む、という思想があった」「シニアマネジメントが謙虚で正直だった」と前向きに指摘する学生が少なくありませんでした。だからといって収益性などの経営指標をおろそかにしてよいことにはならない、という指摘も当然なされているわけですが、株主価値一辺倒ではない経営姿勢を理解しようとする学生が多くいたことは、大いに励みになりました。

今回は、現役MBA生のRyutaro Oyaさんに加えて、忍岡 真理恵さん(WG'17)と私 (WG'99)がTAをさせていただきました。短期間のうちに日本の名だたる企業を何件も訪問してシニア・マネジメントのお話しを伺える機会はそうそうありません。さらに聞いたお話について教授や他の学生とすぐに有意義な意見交換ができる。現役のMBA生の頃にはちゃんと認識してませんでしたが、本当に恵まれた環境にいたんだなあ、と母校への感謝の気持ちを新たにしました。楽しかったです!(篠田真貴子)